武漢市の再起、新型コロナでへこんだ中国経済の回帰を後押し
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【4月24日 東方新報】4月8日から今日に至るまで、最も早く新型コロナウイルスを発見した中国・武漢市(Wuhan)封鎖解除されてから2週間がたつ。武漢の再起は、中国経済が徐々に正常さを取り戻しつつあることを示している。
武漢の大型商業施設が経営を再開したのは、もう少し前の3月30日だった。有名な繁華街「漢街(Hanjie)」では、営業を再開した店が8割を超し、人の流れも少しずつ戻ってきている。商店は色々な販促策を講じている。武漢の飲食店では、出前や居住区単位の集団購入などの新ビジネスを開拓し、商品にも工夫を加え、半製品の販売も始めた。
このほか、中央政府の補助措置をベースとして、武漢市は一連の減税、融資支援、雇用支援などの優遇措置を打ち出し、中小企業の発展を下支えしている。15日以降、中国銀聯(China UnionPay)湖北分公司は2000万元(約3億円)に上る「消費券」を配布し、消費の刺激を図っている。
武漢市は、中国の経済にとって重要な位置を占めている。中部地区の中心都市として、2019年には全国年間域内総生産(GDP)ランキングで8位に入った。自動車産業が集中し、世界的に見ても最も密集した電子通信産業基地でもある。このほか、中国の大多数の大都市は、武漢を中心とした半径1000キロ圏内にあり、武漢の封鎖解除は中国の交通網の正常化と国全体の生産経営の再開に利するものだ。
封鎖解除となる前から、武漢企業の生産経営は始まっていた。現在、武漢の自動車企業はまさに産業チェーン全体をも巻き込む勢いで復活を遂げた。湖北省(Hubei)で単体工業企業として最大規模の東風本田汽車(Dongfeng Honda Automobile)の生産能力は、既に完全に感染発生前の正常な水準に回復している。
武漢の生産と経営の再開が軌道に乗るにつれ、中国各地の再開作業も加速している。3月28日の時点で、全国の一定規模以上の工業企業の平均開業率は98.6%だった。9日の時点では、76%以上の対外貿易重点企業の生産能力の回復率は70%を超えた。10日の時点では中小企業の回復率は80%を超えた。
武漢の再起は、湖北と中国経済に自信をもたらしている。(c)東方新報/AFPBB News