【4月20日 AFP】(更新)カナダ東部ノバスコシア(Nova Scotia)州で18日夜から19日にかけて銃撃があり、少なくとも16人が死亡した。カナダ騎馬警察(RCMP、連邦警察)が19日、明らかにした。容疑者の男は警察に射殺された。カナダで発生した銃撃事件の死者数としては過去最悪。

 警察によると、射殺されたのはガブリエル・ワートマン(Gabriel Wortman)容疑者(51)。18日夜にノバスコシア州の州都ハリファックス(Halifax)からおよそ100キロ離れた町ポータピーク(Portapique)で発砲があって以降、ワートマン容疑者は12時間近く逃走を続けていた。

 死者の中にはRCMPの女性警官ハイディ・スティーブンソン(Heidi Stevenso)巡査(23)も含まれており、もう1人の警官も負傷した。

 警察は通報を受けてポータピークの民家に駆け付け、家屋内外で複数の遺体を発見。容疑者の捜索を開始したという。

 警察によるとワートマン容疑者は警察車両をまねた車に乗り、警官に似た服装をしていた。現時点では動機は不明だが、警察はテロの兆候を示すものはないとしている。(c)AFP