【4月16日 AFP】ニュージーランドラグビー協会(NZR)と同国の選手協会(NZRPA)は16日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって、プロの試合が今年はもう行われないという最悪のシナリオに備え、オールブラックス(All Blacks、同国代表の愛称)を含む選手たちが給与の50パーセント凍結を受け入れたと発表した。

 新型コロナウイルスの感染拡大によって全世界のスポーツ界が停止を余儀なくされる中、協会と選手協会は、2500万ニュージーランドドル(約16億円)、あるいは今年の残りで選手に支払われると予想される額の半分を保留することで合意した。

 ニュージーランド政府は来週、新型コロナウイルスの規制をわずかに緩和するとみられているが、大勢の観客を集めるイベントの再開をただちに含むものではないと警告している。

 スーパーラグビー(Super Rugby)でプレーする選手やオールブラックス、ブラックファーンズ(Black Ferns、女子ニュージーランド代表の愛称)、7人制ラグビーの選手に適用されるこの給与削減は、報酬が5万ニュージーランドドル(約32万円)以下の選手を保護するためのものとなっている。

 選手協会のロブ・ニコル(Rob Nichol)最高責任者は、「ラグビー界の長期的な未来を確保し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による経済的な影響を最良の形でしのぐため、選手は自分たちの役割を果たすことに尽力している」とコメントした。

「2020年にもうプロの試合が行われないという内容に基づく最悪のシナリオを考慮し、NZRとNZRPAは共にそれを避けるためにできる限りのことをしているつもりであっても、試合と選手の準備を整えるために、今行動を起こす必要性があることを認識した」

 ニコルCEOによれば、仮に今年の試合開催の可能性がこれ以上ない場合、凍結された給与は「永久に放棄」されるが、再開されれば元に戻される可能性があるという。(c)AFP