【4月16日 AFP】国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は15日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンが世界を「平常」に戻し得る唯一のツールになり得ると訴え、年内にワクチンが普及し、平常化することに期待を寄せた。

 グテレス氏はアフリカの国連加盟国約50か国とのテレビ会議で、「安全で有効なワクチンは、世界を『平常』に戻すことができる唯一のツールになり得る。数百万人の命を救い、何兆ドルとも知れない金を節約することができる」と語った。

 グテレス氏はワクチンについて、開発を加速し、全員の手に届くものとするよう呼び掛けた上で、「世界全体に恩恵」をもたらし、「パンデミック(世界的な大流行)のコントロールを可能にする」ものでなければならないと訴えた。(c)AFP