妊娠していた英看護師が新型コロナ感染、出産後死亡 赤ちゃんは無事
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【4月16日 AFP】英国で妊娠していた看護師が新型コロナウイルスに感染し、女の赤ちゃんを出産後、12日に死亡した。看護師が勤務していた病院が15日、明らかにした。
死亡したのは、メアリー・アゲイワ・アギャポン(Mary Agyeiwaa Agyapong)さん(28)。ロンドンの北にあるルートン(Luton)のルートン・アンド・ダンスタブル大学病院(Luton and Dunstable University Hospital)の一般病棟で看護師として働いていた。
赤ちゃんは無事だが、新型ウイルスに感染しているかどうかは不明。
ベッドフォードシャー・ホスピタルズNHS信託財団(The Bedfordshire Hospitals NHS Foundation Trust)によると、アギャポンさんは今月5日に検査で陽性と判定され、7日に勤務先に入院した。
新型ウイルス危機のさなかにある英国では、最前線に立つ医療従事者用の防護具の不足をめぐって論争が起きている。
一方、同財団は、コニー・ティッチェン(Connie Titchen)さん(106)が新型コロナウイルス感染症から回復したとも発表した。同感染症から回復した患者としては、英国最高齢とみられている。
中部バーミンガム(Birmingham)にあるバーミンガム・シティー病院(Birmingham City Hospital)によると、ティッチェンさんは発症後、3週間にわたって闘病生活を送っていたという。(c)AFP