【4月18日 CNS】中国・国家中医薬管理局科技司の李昱(Li Yu)司長は14日、「漢方薬が、今回の新型コロナウイルス感染症治療の中で重要な役割を果たした」と述べた。国務院「合同予防抑制メカニズム」の記者会見で発言した。

 同司の臨床治療チームが、流行の前期における臨床観察をもとに「清肺排毒湯」を代表とする有効な漢方薬の処方箋「三方三薬」を編み出し、臨床治療で重要な効能が見られたという。

 李司長は「わが司の薬効メカニズム研究チームが『清肺排毒湯』の薬効の基礎研究を行う過程で、同薬が多くの成分を通じて、多くの症状に対し、全体バランスを整える作用があることを発見した。また免疫、抗炎症、内分泌、神経信号伝達などの生物学的プロセスで、細菌の毒素発生の抑制、免疫バランスの保持、消炎の作用があり、炎症の劇症化を予防したり緩和したりすることができる」と説明している。(c)CNS/JCM/AFPBB News