【4月14日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレジェンドである故コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏の妻ヴァネッサ(Vanessa Bryant)さんは、同氏が現役最後の試合で60得点をマークした記念日である13日、自身のインスタグラム(Instagram)に映像を投稿し、思いをはせた。

 1月26日に起きたヘリコプター墜落事故で、13歳の娘ジアナ(Gianna Maria-Onore Bryant)さんら8人と共に亡くなったブライアント氏について、ヴァネッサさんは「夫は20年間も仕事に身をささげた」「全身全霊を注いでいた。彼が望んだのは娘や私と一緒に過ごし、失われた時間を埋め合わせることだけ。娘たちの人生におけるあらゆる節目や特別な瞬間に立ち会いたいと願っていた」と書き記した。

 ヴァネッサさんはこの投稿に、レイカーズが101-96で勝利した2016年4月13日のユタ・ジャズ(Utah Jazz)戦のハイライト映像を添えた。20年間のキャリアで5度のNBA制覇を成し遂げたブライアント氏は、現役最後のこの一戦で60得点を記録した。

 この映像には、ブライアント氏が試合後のコートサイドでヴァネッサさんとハグしたり、娘のナタリア(Natalia)さんとジアナさんにキスしたりする姿も映っていた。三女のビアンカ(Bianka)ちゃんは2016年12月に誕生し、昨年6月には四女カプリ(Capri)ちゃんが誕生している。

「彼が引退生活を楽しんだのは、たった3年9か月だけ」「その間に私たちにはさらに2人の娘が生まれ、彼はアカデミー賞(Academy Awards)に輝き、(制作プロダクションの)グラニティ・スタジオ(Granity Studios)を立ち上げ、5回のベストセラー作家になり、ジアナのバスケットボールチームでコーチも務めた。彼女は必死に練習し、父親と同じように毎日全力を尽くしていた」「こんなのあんまりだ」 (c)AFP