【4月10日 AFP】米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)は9日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けた安全対策強化の一環として、全世界のドライバーと配達パートナーにマスクを配布する意向を明らかにした。配布数は数千万枚規模になるという。

 ウーバーによると、第一便を感染拡大の中心地となっているニューヨーク市内のドライバー向けにすでに発送しており、今後さらに50万枚がその他の都市に発送される予定。

 米国を含め、多くの国や地域の保健当局が最新のウイルス感染対策として顔を覆うものの使用を推奨しており、ウーバーはこれらの指針に従った形だ。

 ウーバーで安全部門の部長を務めるガス・フルドナー(Gus Fuldner)氏は、「今後数週間で他の国や地域にも届く予定」だとした一方、「供給量には限りがあり、常に優先されるのは医療現場のニーズであるため、配送には時間がかかる」との見解を示した。(c)AFP