【4月9日 AFP】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によってスペインサッカー界が中断を強いられる中、同国1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は8日、選手が最大2割の減給に合意したと発表した。

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 レアルは発表文の中で、サッカーとバスケットボールの両チームに所属する選手と監督、またクラブの首脳陣が「現行の2019-20シーズンの終了に影響を与えるかもしれない状況に応じ」、給与の1割か2割を自主的に削減することで合意したと明かした。

 レアルは減給の割合を左右する条件については示さなかったが、スペインメディアによれば、選手の給与はシーズンが完了すれば1割、打ち切りになれば2割少なくなるという。

 今回の減給により、レアルの給与総額は2800万ユーロ(約33億円)から5600万ユーロ(約66億円)少なくなる見通し。

 スペインでは新型コロナウイルス感染者が14万6690人に上っている。また死者数は1万4000人を超え、イタリアと米国に次いで世界で3番目に多い。(c)AFP