【4月4日 AFP】イタリア・セリエAは3日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)と闘う中で、同国内でいつサッカーが再開できるかは依然として見通しが立たないとの見解を示した。

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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、国内で1万5000人近くの人が亡くなっているイタリアでは、すべてのスポーツ大会が中断されている。

 この日、セリエAと選手会(AIC)の代表者によるビデオ会議が行われ、リーグ戦再開の日程や選手の給与削減についての話し合いが持たれた。

 給与削減について合意には至らなかったものの、リーグ側は国としての準備が整ってから大会が再開されるとコメントしている。

 イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラビーナ(Gabriele Gravina)会長は、リーグ戦を最後まで行うことを最優先にしていると明らかにしており、今週には「5月20日か6月初旬にリーグを始め、7月に終わらせる」というのが現在の考えだと述べている。(c)AFP