【4月3日 AFP】米ナショナルフットボール(NFL)で通算6度のスーパーボウル(Super Bowl)制覇を成し遂げ、先月20日にタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)と2年総額5000万ドル(約55億5000万円)で契約したQBトム・ブレイディ(Tom Brady)が2日、同国大リーグ(MLB)の元スター選手として知られるデレク・ジーター(Derek Jeter)氏が所有する、広大なウオーターフロントの豪邸に転居すると報じられた。

 地元紙タンパベイ・タイムズ(Tampa Bay Times)によると、NFLのアイコン的存在で先月ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)を退団した42歳のブレイディは、バッカニアーズの練習施設からおよそ6マイル(約9.7キロメートル)、ホームスタジアムから同7マイル(約11キロメートル)離れたデイビスアイランズ(Davis Islands)にある3万平方フィート(約2800平方メートル)の敷地面積を誇る邸宅を借りる予定だという。

 全米で活動する食料援助ネットワークで、新型コロナウイルスの救援活動を行っている「フィーディング・アメリカ(Feeding America)」に1000万食を寄付したと同日に明かしたブレイディが家族とともに移り住む家には、ベッドルーム七つとバスルーム九つのほか、娯楽室とビリヤード室が一つずつ、そしてタンパベイ(Tampa Bay)に向かう船用のボートリフト二つが備えられている。

 現在マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)の最高経営責任者(CEO)を務めている45歳のジーター氏は、2011年に建てられたこの豪邸で現役時代のオフシーズンを過ごしていた。

 ジーター氏は、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の遊撃手として通算5度のワールドシリーズ制覇を経験。2014年にMLBでのキャリア20年間に幕を閉じた後、2017年からマーリンズの共同オーナーとなっている。(c)AFP