【4月1日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間1日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は4万3082人に増加した。

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに186の国・地域で計86万5970人超の感染が確認され、少なくとも17万2500人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では現在、入院が必要な人に対してのみ検査を実施している。

 最も被害が深刻なのは、2月に国内初の死者が出たイタリアで、死者数は1万2428人、感染者数は10万5792人、回復者数は1万5729人。

 次に被害が大きなスペインの死者数は9053人、感染者数は10万2136人。その次は米国(死者4081人、感染者18万9633人)、フランス(死者3523人、感染者5万2128人)、香港とマカオ(Macau)を除く中国本土(死者3312人、感染者8万1554人)となっている。

 中国では、過去24時間で新たに感染者が36人、死者が7人確認された。同国ではこれまでに7万6238人が回復したとされている。感染者数が世界最多となっている米国では、7138人が回復した。

 日本時間4月1日午前4時以降に初の死者が出た国は、スロバキア、ボツワナ、コンゴ共和国、エルサルバドル。

 地域別の死者数は、欧州が3万1083人(感染46万8792人)、米国・カナダが4179人(感染19万8119人)、アジアが3938人(感染11万69人)、中東が3147人(感染5万8831人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が513人(感染1万9160人)、アフリカが200人(感染5778人)、オセアニアが22人(感染5224人)となっている。(c)AFP