【4月7日 CNS】新型コロナウイルスの感染拡大の状況好転に伴い、便利で風通しも良く、人との密集も避けることができるシェア自転車の利用率が徐々に回復している。中国・四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)で使われている住民の健康状態追跡用のQRコードアプリ「天府健康通」とシェア自転車を運営する「哈囉出行(Hello Bike、ハローバイク)」は3月23日、共同で「シェア自転車健康管理コード」をアップロードした。

 この試みは全国の省都の中で成都市が初。

「天府健康通」の健康コード登録済みの市民は、シェア自転車のQRコード読み取りの時に余計な操作はいらないが、未登録の人は、まず登録が求められる。また、健康管理コードの「健康状態」が赤色(悪い)に分類された人は自転車の利用ができない。

 成都市ビッグデータセンターの眭建軍(Sui Jianjun)主任は「天府健康通とシェア自転車がデータの共有を始めたことは、自転車の消毒管理に有効である上に、市民の安全な外出を保証し、また各行政部門の連携にも有利で、感染対策上の突発状況にも即時対応が可能」と解説する。

「天府健康通」がアップロードされてから、現在まで1700万人の成都市民が健康管理コードを取得している。(c)CNS/JCM/AFPBB News