【3月31日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間31日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は3万6674人に上り、うち3分の2以上が欧州で確認された。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに184の国・地域で計75万7940人の感染が確認され、少なくとも14万8700人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では現在、入院が必要な人に対してのみ検査を実施している。

 2月に国内初の死者が出たイタリアでの死者数は1万1591人、感染者数は10万1739人、回復者数は1万4620人。

 スペインの死者数は前日から812人増の7340人、感染者数は8万5195人。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土では、これまでに3304人の死亡と8万1470人の感染、7万5448人の回復が発表された。前日からの増加数は感染者が31人、死者が4人。

 フランスの死者は3024人、感染者は4万4550人。

 米国の感染者数は世界最多の15万3246人、死者数は2828人、回復者数は5545人。感染者数は1週間前の4万1511人から急増した。

 日本時間30日午前4時以降に初の死者が出た国はアンゴラ、初の感染者が出た国はボツワナ。

 地域別感染者数は、欧州が41万3832人(死者2万6543人)、アジアが10万6891人(死者3837人)、中東が5万1377人(死者2856人)、米国・カナダが16万532人(死者2898人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が1万5334人(死者357人)、アフリカが5113人(死者163人)、オセアニアが4865人(死者20人)となっている。(c)AFP