【3月30日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)が、「個人的な理由」により韓国への帰国を認められた。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて英国では都市封鎖が行われているが、トッテナムは29日に孫の帰国を許可したと明かした。

 27歳の孫はトッテナムが勝利した2月16日のアストン・ビラ(Aston Villa)戦で腕を骨折したが、現在は復帰に向けてリハビリを行っている。

 報道によれば、孫と両親は29日にソウルに到着し、韓国政府のガイドラインに従い2週間隔離されるという。同選手は手術を行った韓国から英国に戻った2月末から、2週間の自主隔離を行っていた。

 孫はトッテナムのビデオ電話による遠隔トレーニングを受けるとみられており、このプログラムは30日から始まる。

 孫は今季中に復帰できない見通しだったが、パンデミックによって英国のサッカー界は少なくとも4月30日まで延期となっている。

 一方、トッテナムではステーフェン・ベルフワイン(Steven Bergwijn)も、妻の出産が間近に迫っていることから、オランダに渡った。

 トッテナムは発表文の中で「孫興民とベルフワインに帰国の許可を与えた」と記した。「両選手は帰国中も個別のリハビリとトレーニングプログラムを続ける」 (c)AFP