【3月29日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)のマッティア・ビノット(Mattia Binotto)チーム代表が、新型コロナウイルスの影響で延期となっている2020年シーズンについて、年をまたいだ閉幕になる可能性も見据えていることを明かした。

 新型コロナウイルスの感染が各地で広がり、世界中のスポーツが影響を受ける中で、F1でもバーレーン、ベトナム、中国、オランダ、スペイン、アゼルバイジャンでのレースが延期となり、象徴的なモナコGP(Monaco Grand Prix 2020)と開幕戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2020)は中止になった。

 ビノット代表は伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対して「スケジュールに関しては、国際自動車連盟(FIA)に全面的な自由を与えることを決めた」「いくつかの選択肢を考えている。連戦にすれば1月に2、3レースを行うこともできる」と話した。

 現時点で、新シーズンは最速でも6月14日のカナダGP(Canadian Grand Prix 2020)まで始まらない。F1のチェイス・キャリー(Chase Carey)最高経営責任者(CEO)は前週、当初の22レースから15~18レースに減らしてシーズンを進めることも検討していると話している。(c)AFP