【3月28日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のユタ・ジャズ(Utah Jazz)は27日、新型コロナウイルスに陽性反応を示していたルディ・ゴベール(Rudy Gobert)をはじめ、球団の選手および職員がユタ州保健局(UDOH)の検査で全員クリアと判断されたと発表した。

 11日に予定されていたオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)戦の直前、ゴベールはNBA選手で初めて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疑いが判明し、リーグは即座にシーズンを中断した。その後、チームメートのドノバン・ミッチェル(Donovan Mitchell)も検査で陽性となっていた。

 州保健局によると、ジャズは選手と職員が14日間の隔離および検疫期間を終え、これ以上は他者に感染を広げるリスクがなくなったという。通常、少なくとも24時間の間隔を置いて2度の検査で陰性が確認されれば、結果はクリアと判断される。

 ジャズの選手は11日以降、検疫もしくは隔離状態に置かれており、テレビ電話などで連絡を維持。選手と職員は今後、NBAと米疾病対策センター(CDC)のガイドラインに従って引き続き社会的距離を取り、外出も必要な場合に限られることになる。

 この前日には、15日に新型コロナウイルス陽性が判明したデトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)のクリスチャン・ウッド(Christian Wood)が、NBA選手では初めて結果がクリアとなったと公表された。

 ゴベールとミッチェルに続きNBAで3人目の陽性者となっていたウッドは、ゴベールの陽性が判明する前のジャズ戦で同選手とマッチアップしていた。(c)AFP