【3月25日 AFP】ボクシング、WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)とデオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)による3度目の対戦が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって延期になったと、米スポーツ専門チャンネルESPNが24日に報じた。

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 先月、7回TKO勝ちで無敗のワイルダーから王座を奪取したフューリーは、7月18日に米ラスベガス(Las Vegas)で防衛戦に臨む予定だった。

 しかし、フューリーのプロモーターを務めるボブ・アラム(Bob Arum)氏は、スポーツ界を停止させている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行によって、両者の再戦は少なくとも10月まで延期になったとESPNに話した。

 渡航制限が米国と英国の両方に影響を及ぼし、ラスベガスのカジノも休業している中、アラム氏は延期だけが賢明な選択肢だったと述べた。

 また、ネバダ州アスレチック・コミッション(NAC)は同州でのあらゆる格闘技大会を禁止しており、事態は複雑化していた。

 アラム氏は「誰もが譲歩しなければならない。ボクシングも例外ではない」「世界で起きていることの一部。だから、もしかしたら試合は10月初めに行われるかもしれない」と話した。(c)AFP