■同じ炎、新たな日取り

 現在37歳で、サッカー女子米国代表として五輪連覇を経験しているカーリー・ロイド(Carli Lloyd)は、地元テレビ局に対し「今回のことは五輪よりも重大。間違いなく正しい判断だったと思う。残念だけど…。でもみんなの安全を思えば、絶対に最善の決定だった」とコメントした。

 2012年ロンドン五輪のトライアスロン女子で金メダルを獲得したニコラ・スピリグ・ハグ(Nicola Spirig Hug、スイス)は、延期の判断を称賛する一方で、五輪を待たずに現役を退く可能性を示唆している。

 38歳のスピリグ・ハグは「私自身の今後の現役キャリアに関して言えば、少し時間をかけて家族やチームと選択肢を話し合い、数週間後には決断を下したい」とSNSに投稿した。

 一方、リオ五輪で2種目の金メダルを獲得した競泳女子のリリー・キング(Lilly King、米国)は「さらに強くなるための時間が1年増えたというだけ」と投稿している。

 陸上女子短距離と走り幅跳びで三つの五輪金メダルを獲得しているティアナ・バートレッタ(Tianna Bartoletta、米国)も「なくなったわけじゃなくて、ただの延期」とコメント。

 五輪連覇中の柔道男子のテディ・リネール(Teddy Riner、フランス)は「東京、2021年に会おう。まずはもっと重要な、勝たなくてはならない闘いがある」と話している。

 陸上女子短距離のディナ・アッシャースミス(Dina Asher-Smith、英国)は「東京2021。同じ炎、新たな日取り」とコメントした。(c)AFP