【3月24日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の今季第8戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2020)を主催するバクー・シティー・サーキット(Baku City Circuit)は23日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を理由にレースを延期すると発表した。これでシーズンは、開幕から8戦連続で吹き飛ぶことになった。

 今季のF1は、これまで第2戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2020)、第3戦ベトナムGP(Vietnam Grand Prix 2020)、第4戦中国GP(Chinese Grand Prix 2020)、第5戦オランダGP(Dutch Grand Prix 2020)、第6戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2020)が延期された。

 その一方で、開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2020)に続き、南仏コートダジュール(French Riviera、フレンチリビエラ)で開催される第7戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2020)は中止が決定。現時点でシーズン開幕は、少なくとも6月14日に決勝レースが行われる第9戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2020)までずれ込むことになった。

 アゼルバイジャンGPの主催者は、「これは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行による必然的な結果であり、関連機関を通じてわれわれに提供された専門家の助言に全面的に基づいている」と説明すると、「この決断に際してわれわれが終始最も懸念していたのは、アゼルバイジャン国民および現地を訪れるF1ファン、スタッフ、そして選手権参加者の健康と幸せである」と補足した。

 F1のチェイス・キャリー(Chase Carey)最高経営責任者(CEO)は同日、新型コロナウイルスによるGP延期が続出しているにもかかわらず、日程を短縮した上で今夏の2020年シーズン開幕は「十分に期待できる」との考えを示した。

 キャリーCEOはシーズン開催の可能性を強調しつつ、今後のスケジュールがどうなっていくか正確に知ることは不可能だと認めた。

「われわれとパートナーは、カレンダーを15~18レースに見直すなどして、今夏あたりにシーズンが開幕できると十分に期待している」「現在の状況は流動的であることから、これ以上の具体的なカレンダーを示すことは不可能であるが、今後数か月間におけるGPの各開催国の状況や各国に渡航する際の問題を踏まえ、もっと明確な見通しを得られると期待している」 (c)AFP