【3月24日 AFP】ワールドアスレティックス(World Athletics、世界陸連)のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)を受けて、東京五輪の延期を呼びかけた。

 国際オリンピック委員会(IOC)の理事会が22日に開かれたのに先立ち、コー会長はIOCのトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長に宛てた書簡で、今回の世界的な危機に際し、「世界中のさまざまな地域ごとに、ウイルスの影響は段階が異なっていると全員が承知している中で、われわれの地域においては今年7月の五輪開催は実行可能でもなければ望ましいことでもないというのが一致した見解だ」と述べた。

 世界陸連は23日、新型コロナウイルスの脅威にさらされた東京五輪の延期を可能にするべく、2021年に行われる第18回世界陸上オレゴン大会(World Athletics Championships Oregon 21)の日程変更に備えていると明らかにした。

 来年の世界陸上は米オレゴン州で8月6日から15日まで開催される予定となっているが、現在はウイルスの深刻な影響を受けて2020年東京五輪の日程を動かせるかどうかの話し合いが進められている。

「世界陸連は2020年東京五輪の延期に向けた議論を歓迎しており、IOCには陸上界からの意見を伝えた」「われわれはIOCや全ての競技団体と協力し、2021年の日程を含めて代替日程に関して準備を整えている」

 世界陸連はすでにオレゴン大会の組織委員会と、「今年の五輪を来年に動かす可能性について」協議したことも明かした。IOCは22日、東京五輪に向けてどのようなステップを踏むか4週間以内に結論を出す意向を示した。(c)AFP