【3月24日 AFP】各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は日本時間24日午前4時現在で1万6146人となっている。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに174の国・地域で計36万1510人余りの感染が発表された。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では現在、入院が必要な人に対してのみ検査を実施している。

 23日午前4時以降、世界全体で新たに1748人の死亡、3万7217人の感染が確認された。

 過去24時間で最も多くの死者が確認された国はイタリアで、601人が死亡。次いでスペイン(462人)、フランス(186人)となっている。

 2月に国内初の死者が出たイタリアでは、累計死者数が中国を上回る6077人となっている。感染者数は6万3927人で、うち7432人が回復した。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土の感染者数として発表された数は8万1093人で、うち3270人が死亡、7万2703人が回復。新たに発表された感染者は39人、死者は9人だった。

 3番目に被害が大きな国はスペインで、死者は2182人、感染者は3万3089人。次いでイラン(死亡1812人、感染2万3049人)、フランス(死亡860人、感染1万9856人)、米国(死亡499人、感染4万1511人)となっている。

 日本時間の23日午前4時以降、初の死者が出た国はチェコ、ガンビア、ナイジェリア、ジンバブエ、モンテネグロ。初の感染者が出た国はパプアニューギニアとシリア。

 地域別感染者数は、欧州が18万413人(死者1万114人)、アジアが9万7905人(死者3542人)、米国・カナダが4万2943人(死者519人)、中東が2万6744人(死者1844人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が5382人(死者68人)、アフリカが1691人(死者51人)、オセアニアが1433人(死者8人)となっている。(c)AFP