【3月21日 AFP】各国当局の発表に基づきAFPがまとめた統計によると、日本時間21日午前4時現在での世界の新型コロナウイルス感染者数は163の国・地域で25万8930人に達し、うち1万1129人が亡くなった。

【図解】新型コロナウイルスの伝染

 20日午前4時以降、世界全体で新たに1303人の死亡、2万6250人の感染が確認された。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいている。多くの国では入院が必要な人に対してのみ検査を実施していることから、実際の感染者数はこれよりも多いとみられる。

 過去24時間で最も多くの死者を報告した国はイタリアで、627人が死亡。次いでスペイン(235人)、イラン(149人)となっている。

 昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生した中国では、香港とマカオ(Macau)を除く本土の感染者は8万976人で、うち3248人が死亡、7万1150人が回復。新たに発表された感染者は48人、死者は3人だった。

 2月に国内初の死者が出たイタリアでは、累計死者数が中国よりも多い4032人となった。感染者数は4万7021人で、うち5129人が回復した。

 3番目に被害が大きな国はイランで、死者は1433人、感染者は1万9644人。次いでスペイン(死亡1002人、感染1万9980人)、フランス(死亡450人、感染1万2612人)、米国(死亡205人、感染1万4250人)となっている。

 日本時間の20日午前4時以降、初の死者が出た国はペルー、セルビア、ガボン。初の感染者が確認された国・地域はハイチ、米領バージン諸島(Virgin Islands)、マダガスカル、カボベルデ、カリブ海(Caribbean Sea)の島国セントルシア。

 地域別感染者数は、欧州が12万2707人(死者5976人)、アジアが9万4735人(死者3432人)、中東が2万2110人(死者1452人)、米国・カナダが1万4927人(死者214人)、中南米・カリブ海諸国が2633人(死者25人)、オセアニアが917人(死者7人)、アフリカが907人(死者23人)となっている。(c)AFP