【3月21日 Xinhua News】中国・河北省(Hebei)邯鄲市(Handan)邯山区王家湾村の住民がこのほど、自宅の畑で野菜を植えていた時に、人間の形を模して作られた陶俑2体を掘り出した。専門家による鑑定の結果、漢代の葬儀風習に使われた品か副葬品とみられ、約2千年前のものと判明した。

 1体は男侍俑(じよう)で、高さ約27センチ、幅約10.5センチ、厚さ約7センチ。もう1体は女侍俑で、高さ29センチ、幅約10.5センチ、厚さ約8.5センチとなっている。また、陶製の馬車輪などの文化財も発掘された。

 漢代の葬儀風習からみると、これらは経済的に余裕のある家庭や貴族の家庭の死者に対する副葬品だと考えられ、漢代葬儀制度の文化研究に一定の価値を持つ。(c)Xinhua News/AFPBB News