応援のお礼に…武漢大の名物の桜、医療チームは予約なしで見学可能に
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【3月21日 CNS】キャンパスの桜が有名な中国・湖北省(Hubei)の武漢大学(Wuhan University)は、新型コロナウイルス抑制のため湖北省に応援に来た医療従事者と家族に対し、来年から3年間、予約不要で桜が見学できるサービスを提供すると発表した。
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新型ウイルスとの闘いが最も厳しい時期に全国各地から駆けつけ、多大な貢献をしてくれた人に敬意と感謝の気持ちを送りたいという。
新型ウイルスが発生して以来、湖北省には4万人以上の医療従事者が全国各地から集まった。このうち51の医療チームの計7118人が1月28日以降、武漢大学の付属病院2か所で1万人以上の患者を引き受けた。
支援期間を終えた医療チームの多くは、「武漢を離れる前に有名な桜を一目見たい」という思いを抱いているが、拡大防止のため市民の外出を控えている状況では、それは困難だった。そこで大学は、医療従事者全員に向けて「来年3月の桜が咲く時、皆さんと家族を招待します」と発表した。
キャンパスには桜が咲く毎年3月中旬、国内と海外から多くの観光客が訪れる。大学は2016年からオンライン予約制を取り入れ、人数を限定して公開している。(c)CNS/JCM/AFPBB News