名物の桜、今年は見られず…「花見」サイトでどうぞ 中国・武漢大学
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【3月13日 CNS】中国・湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)にある武漢大学(Wuhan University)は12日、今年の桜の花見の期間中、新型コロナウイルスへの対策としてキャンパス内を封鎖して管理を行うため、一般開放は行わないと発表した。13日から封鎖され、期間は別途定めるとしている。
同大学は、教員・学生、同窓会と一般市民の花見に対する要望を考慮し、メディアと提携して、桜が咲く約10日間、インターネット上で「花見」サイトを無料で開放することにした。具体的な内容は、大学の公式サイトで発表する。
発表によると、桜の花が咲く期間は校門を閉鎖し、学校内外の車両と人の通行を禁止する。感染症対策に関わる人は、指揮部の発行した証明書を提示することにより通行ができる。
文理学部の中心地域は柵などで隔離封鎖を行い、「万林芸術博物館」脇の出入り口1か所のみを通行可とするほか、管理者を24時間配置し、封鎖地域の巡回検査を行う。業務で入場する必要のある職員は専用通行証の提示が義務付けられ、その他の人は入場禁止としている。
また、新学期の授業再開は延期し、具体的な再開日時については別途通知するとした。地方に滞在中の学生に対しては、地方政府の感染症対策に従い、許可なく前倒しで学校に戻ることを禁止した。
さらに全学の教員と学生に対し、この授業再開前の時期にインターネットを十分に活用し、柔軟な方法で学習や研究を進めるよう通達。教員に対しては教育計画が停滞しないように、学生に対しては学習の緊張感を保つよう求めている。(c)CNS/JCM/AFPBB News