イタリア代表監督、欧州選手権延期に前向き「21年でも優勝できる」
発信地:ミラノ/イタリア
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【3月16日 AFP】サッカーイタリア代表のロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督は15日、新型コロナウイルスの世界的大流行に伴い、欧州選手権(UEFA Euro 2020)が来年に延期されても対応できると述べた。
マンチーニ監督は国営イタリア放送協会(RAI)に、「われわれは今夏の欧州選手権で優勝できるだろうし、2021年でも優勝できる」とコメントした。
「欧州サッカー連盟(UEFA)の決定を待とう。だが、私はどんなことにも順応する。今の最優先事項は命を救うこと」
UEFAは欧州の各国リーグやカップ戦のほか、6月12日から7月12日まで行われる予定の欧州選手権について話し合うため、17日に緊急会議を開く。
今回の欧州選手権は12都市の分散開催で、イタリアはローマで開幕戦を行うことになっている。
これまでに2万4000人以上が感染し、1809人が亡くなっているイタリアでは、感染拡大を防止するため全土で封鎖措置が取られており、すべてのスポーツイベントは4月3日まで中断している。
マンチーニ監督は「実際のところ、われわれがいま悩まされている問題に、他の国もすぐ苦しむことになるだろう」と続けた。
「まずは人々の健康を守らねばならない。ピークを待つ必要があるし、いろいろなことを話して決めるのは、この事態が収拾してからだ」
W杯ロシア大会(2018 World Cup)の出場を逃したイタリアだが、今回の予選では10戦全勝を収めるなどマンチーニ監督の下で立て直しを見せている。
イタリアは1968年大会以来となる2度目の欧州制覇を目指している。(c)AFP