【3月10日 AFP】ナミビア南西部の人里離れた海辺に、イルカ86頭が打ち上げられて死んでいるのが見つかった。当局は9日、獣医師らが死因を調査していると発表した。

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 漁業・海洋資源省の報道官によると、死因を調査するために専門家チームが首都ウィントフークから約685キロ離れたリューデリッツ(Luderitz)近くの浜に派遣されたという。

 多数のイルカが打ち上げられているのが発見されたのは6日だが、同報道官は詳細を明らかにせず、「調査報告がすべて終わるのを待つ必要があるだろう」と述べた。

 クジラやイルカなどの調査を行う動物保護団体「ナミビアン・ドルフィン・プロジェクト(Namibian Dolphin Project)」は、多くのハラジロカマイルカが打ち上げられるのは「珍しい」と述べ、「ナミビアでは最大の規模かもしれない」とフェイスブック(Facebook)で指摘した。

 イルカのうち1頭が病気になり、「他のイルカたちがそのイルカに付き添って泳いでいた」ところ、潮の流れで身動きが取れなくなった可能性があると同団体は推測している。(c)AFP