欧州CLのPSG対ドルト戦、無観客開催に 新型コロナ懸念
発信地:パリ/フランス
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【3月10日 AFP】仏パリ警察は9日、新型コロナウイルスの懸念を理由に、11日に予定されているサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)決勝トーナメント1回戦、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)対ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の第2戦を無観客で行うと発表した。
仏政府は8日、1000人以上が集まるすべての集会を禁止にするなど感染拡大の対応策を発表していた。同国ではこれまでに約1200人が新型コロナウイルスに感染し、20人以上が死亡している。
パリ警察は発表文の中で、「昨夜発表された対応策に従い、この試合を無観客で行うことに決めた」と記した。
この試合で本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)が4万5000人以上の満員になることを期待していたPSGは「こうした状況の中、クラブは最高の状況で試合を行えるよう全力を尽くしている」と述べた。
この発表の直後には、14日にパリで開催される予定だったラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2020)のフランス対アイルランド戦の延期が決まった。
また、自転車ロードレースのパリ~ニース(Paris-Nice 2020)は開催されているが、ファンは残りのステージでスタート地点とゴール地点に集まることができない。
PSGは敵地での第1戦に1-2で敗れており、4シーズン連続となる16強での敗退を免れるにはホームでの第2戦で逆転しなければならない。(c)AFP