■支持層

 スーパーチューズデーでは、より穏健なスタンスが奏功し、さらには民主党の支持基盤の一つであるアフリカ系、さらに女性や高齢者層からの支持を取り付けたバイデン氏がサンダース氏を一歩リードした。バイデン氏はさらに、民主党候補指名争いからすでに撤退した中道派、マイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)氏、エーミー・クロブシャー(Amy Klobuchar)氏、ピート・ブティジェッジ(Pete Buttigieg)氏ら3人の支持者らも取り込むことができるとみられている。

 一方のサンダース氏は若者、ヒスパニック系、無党派層などの支持がより厚い。撤退した急進左派エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)氏の支持者を獲得できそうだ。

■好感度

 両氏ともに選挙戦は百戦錬磨のベテランだが、有権者へのアピールの仕方は異なる。

 サンダース氏は長年の自らの政治的信条を声を張り上げて情熱的に語り、時に威圧的にさえ聞こえるが、政治的な違いを超えて多くの米国人に訴える政策は、聞く者に特別な運動に参加していることを感じさせる。

 一方のバイデン氏は、より温かく、親しみやすそうでおおらか、柔軟で共感的だ。2014年には、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)に「知性派女性のセックスシンボル」と呼ばれたこともある。

■対トランプ氏の勝算

 政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RealClearPolitics)」の世論調査による支持率の平均値では、トランプ氏に対し、サンダース氏は4.9ポイント、バイデン氏は5.4ポイント上回っている。

 トランプ氏はサンダース氏を歓迎し、バイデン氏を攻撃していることから、トランプ陣営は本選での挑戦者としてバイデン氏をより恐れていることをうかがい知ることができる。(c)AFP/Paul HANDLEY