【3月5日 AFP】米大統領選の民主党候補指名争いで、14州の予備選が集中した「スーパーチューズデー(Super Tuesday)」の3日、ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領(77)が、鍵となるテキサス州を含め少なくとも9州で勝利し、勢いを見せた。

 これまで先頭を走ってきたバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員(78)は、このスーパーチューズデーでとどめの一撃を目指していた。

 サンダース氏は、人口が最も多いカリフォルニア州で優位に立っている。約8割の選挙区で開票結果がまとまった時点での得票率は、サンダース氏が33%、バイデン氏が24%となった。

 とはいえ全体的な結果からは、バイデン氏の復活が目立った。この日予備選が行われた14州のうち、バイデン氏は少なくとも9州で確実に勝利を収め、さらにもう1州を手中に収める可能性も出てきている。

 1週間前には陣営崩壊が危ぶまれていたバイデン氏が、指名獲得に向け再び新たな戦いに挑む。(c)AFP