【3月7日 AFP】英イングランド中部バーミンガム(Birmingham)で5日、世界最大級のドッグショー「クラフツ(Crufts)」が開幕した。新型コロナウイルスの感染が犬にまで広がる中、多くの動物愛好家が感染予防に注意を払いつつ会場に足を運んだ。

 今年は4日間の開催期間中、2万6000匹超の犬と16万6000人の観客を見込んでいる。

 犬たちは、さまざまなイベントを通して、見た目や従順さ、敏しょう性などを競い合う。障害物を飛び越えた後、テニスボールをキャッチしてその速さを競う「フライボール」などの競技も行われる。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界各地でイベントの中止が相次いでおり、英国でも世界最大の出版見本市、ロンドン・ブック・フェア(London Book Fair)の中止が発表された。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)で死亡した人は、全世界で3400人を超えた。

 香港では飼い犬が新型ウイルスに感染して隔離されたケースもあり、今回のドッグショーは特に開催が危ぶまれていた。だが、主催したケネルクラブ(The Kennel Club)は、通常通り行うようにとの英政府の助言に従って開催を決めた。(c)AFP/Pauline FROISSART