ヒンズー教の春の祭典「ホーリー」 ウイルス警戒も開催 インド
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【3月6日 AFP】インド北部で5日、ヒンズー教の春の祭典「ホーリー(Holi)」が開催され、人々が色とりどりの粉をかけ合った。新型コロナウイルス感染症の流行の中、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相は祭りへの参加を見送ると表明していた。
古代から続くこの祭りは、冬の終わりと悪に対する善の勝利を告げるもの。今月10日は国民の祝日にもなっている。
しかし新型ウイルスの流行を受け、政府は大規模な集まりに警戒を呼び掛けていた。国内ではこれまでに30人の感染者が確認されている。
ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州のナンドガオン(Nandgaon)で祭りの参加者らはAFPに対し、新型ウイルスのせいで活動を制限したくないと語った。懸念を振り切り、例年より少し早く祭りを始めたという。
参加した23歳の学生は、「心配ならば…家にいて何もしないべきです。でもそんなの人生じゃない」「予防策をとれば、すべてがうまくいきます」と話した。(c)AFP