金委員長、新型ウイルス流行の韓国に「見舞い」の親書
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【3月5日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が、新型コロナウイルスの流行と闘う韓国の国民を見舞う親書を、文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領に送っていたことが分かった。韓国の大統領府が5日、明らかにした。
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前日に金委員長の妹が、北朝鮮が行った火力演習に対する韓国の反応について「おじけづいた犬はさらに騒々しくほえる」と非難したのとは対照的な動きとなった。
北朝鮮は新型ウイルス感染を防ぐため、厳格な規制を導入して国境を封鎖。国内では一人の感染者も出ていないと主張している。
一方、韓国では、中国以外では最多の感染者が確認されており、5日には計6000人を超えた。
青瓦台(韓国大統領府、Blue House)の高官によると、金委員長は文大統領への書簡で、同ウイルスの「感染拡大と闘う韓国国民に対する見舞いの言葉」を伝えたという。
同高官の話では、金氏は文氏の体調を気遣うとともに、韓国に対する「揺るぎない友情と信頼を強調」したという。(c)AFP