【3月5日 AFP】(更新)イラン保健相は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小中高の学校および大学を来月初旬まで休校にすると発表した。

 サイード・ナマキ(Saeed Namaki)保健相はテレビ中継された記者会見で「これを旅行する機会と考えるべきではない。自宅にとどまり、われわれの警告を真剣に受け止めてほしい」と述べた。

 保健省は同日、過去24時間で新たに同ウイルスによる死者が15人、感染者が591人増えたと発表。これにより死者は計107人、感染者は計3513人となった。

 このウイルスの影響により、世界中で合わせて3億人近い児童、生徒、学生が自宅待機を強いられている。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)のオードレ・アズレ(Audrey Azoulay)事務局長は「現在世界で起きている教育の中断の規模と速度は前代未聞」であり、「長期化すれば、教育を受ける権利が脅かされかねない」と述べている。(c)AFP