【3月5日 AFP】国連(UN)元事務総長で、イラン・イラク戦争の調停をはじめ、和平実現に向けた取り組みで知られるハビエル・ペレス・デクエヤル(Javier Perez de Cuellar)氏が4日、出身国ペルーで死去した。100歳だった。遺族が明らかにした。

 1982年から1991年まで国連事務総長を務めた際には、世界の飢餓対策に取り組んだ他、8年に及んだイラン・イラク戦争や、エルサルバドル内戦で和平交渉に尽力した。

 当時「天性の平和主義者」と評されたデクエヤル氏は、ペルー国内で今世代最大の偉人の一人とたたえられている。(c)AFP