【3月5日 AFP】女子テニス、モンテレイ・オープン(Abierto GNP Seguros 2020)は3日、シングルス1回戦が行われ、現役復帰した四大大会(グランドスラム)4勝のキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)は3-6、5-7で大会第2シードのジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)に敗れた。

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 3児の母である36歳のクライシュテルスは、先月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)で7年ぶりにカムバック。ワイルドカード(主催者推薦)で出場した今大会では、第2シードの強豪と1回戦で当たることになった元世界ナンバーワンは、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)に敗れた復帰初戦に続き、2戦目も勝利はならなかった。

 まだランキングがついていないクライシュテルスは、女子テニス協会(WTA)の公式サイトで「良くなった部分もあった」「まだ改善しなくてはいけない点もいくつかある。だからこそ実戦をこなすのが良い。ドバイでは気持ちの面で圧倒されて出だしが悪かったが、きょうは良いスタートが切れたし、サーブの出来も大きく改善されていた」と話した。

「良いところもあれば、もっと良くしなくてはならないところもある。これからの試合で頑張って改善していきたい」「過程を信じ、出場するすべての試合で向上できるように一生懸命取り組まないといけない。一気にいきたいけど、小さなステップを意識しながら、一日一日良くしていく必要がある」

 一方のコンタは、スター選手との対戦に感激したと明かし、「キム・クライシュテルスとキャリアの中で対戦できる機会が訪れるなんて思ってもみなかった」「本当にありがたく思うし、偉大なチャンピオンとコートを共にすることができて光栄に思う。彼女が戻ってきてうれしい」と語った。(c)AFP