【2月18日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)は17日、女子シングルス1回戦が行われ、約7年ぶりに現役復帰を果たした36歳のキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)は2-6、6-7(6-8)で大会第9シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)に敗れたものの、競技続行に前向きな姿勢を示した。

 四大大会(グランドスラム)通算4勝を誇るクライシュテルスは、先月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)でファイナリストとなった世界16位のムグルサを相手に手応えのあるパフォーマンスを披露し、今後もプレーを続けていくことにかなり自信をつかんでいる。

 クライシュテルスは試合後、「試合でかなり良い感触を得られたし、自分のペースもつかめた。ベースラインからは互角に戦えた」とすると、「そういう自信をつかんでいなければ、ここまで戦えなかったと思う。第2セットのようなプレーをするには、10試合はかかるかもしれない。それを最初から最後までやるのにも、10試合は必要かも」と続けた。

 今大会にはワイルドカード(主催者推薦)で出場したクライシュテルスは、「私には忍耐力がある。これからも練習に励んで戦っていきながら、今後の様子を見ていく」と話しながらも、将来的にどの大会にエントリーするかなど、具体的な復帰計画については何も明かさなかった。

 一方、クライシュテルスの復帰初戦の相手となったムグルサは、第2セットは手こずりながらも競り勝ち、「彼女のプレーは、自分がツアーに出始めたときに見ていた。素晴らしい選手だった」「自分が最初(の復帰戦の相手)でわくわくした。特に第2セットは、彼女のプレーがすごく良かった」「最終的には激戦だった。プレーしていて楽しい試合だった」と語った。

「彼女はこれからもどんどん良くなっていくはず。自分がかなり手こずらされたのは間違いない。(競技から離れて)何年も経過していた中で、とても善戦していた」

 グランドスラム通算2勝のムグルサは、2回戦でロシアのベロニカ・クデルメトワ(Veronika Kudermetova)とウクライナのダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska)の勝者を迎え撃つ。(c)AFP/Bill Scott