【3月5日 AFP】サッカーフランス杯(French Cup 2019-20)は4日、準決勝が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のハットトリックなどで、アウェーでオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)に5-1で大勝し決勝に駒を進めた。

 マルサウ(Fernando Marcal)の退場により数的優位になったPSGは、直後の64分にネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)がPKを決めて逆転に成功した。

 PSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、「しっかりと集中することができ、堅実で抜け目ないパフォーマンスだった」とコメントした。

「(敵地で1-2で敗れた)ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦の後、エムバペは素晴らしい反応を見せている。自分のスピードをとても賢く使っている。彼は好調だ」

 マーティン・テリエ(Martin Terrier)に先制点を決められたPSGだったが、3分後にはエムバペが同点弾をマーク。逆転ゴールとなったPKの獲得にも絡んだエムバペは70分、相手2人を辱める華麗な個人技で突破すると、最後は冷静にシュートを流し込んでチームの決勝進出を確かなものにした。

 その後、81分にパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)が4点目を挙げると、後半アディショナルタイムにはネイマールのクロスにエムバペが合わせてハットトリックを達成。これで今季の公式戦でのゴール数は30点となった。

 先日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)でユベントス(Juventus)を1-0で破り、前週末のリーグ戦では地元のライバルであるサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)に勝利していたリヨンだが、公式戦の無敗は5試合でストップすることになった。

 準決勝のもう1試合であるサンテティエンヌとレンヌ(Stade Rennes FC)の試合は、5日に行われる。(c)AFP