【3月3日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)の元FWダニエル・スターリッジ(Daniel Sturridge)が2日、賭博規則違反で4か月のサッカー活動禁止処分を言い渡された。

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 同選手は当初、この問題で2週間の出場停止処分と罰金7万5000ポンド(約1000万円)を科されていたが、処分が軽すぎるとして昨年7月に異議を申し立てていたイングランドサッカー協会(FA)が勝利した結果となった。

 元イングランド代表で、昨年リバプールを退団して同8月にフリートランスファーでトルコ1部リーグのトラブゾンスポル(Trabzonspor)に移籍したスターリッジは、2018年1月に移籍に関する内部情報をリークしたとされている。同選手は同日、双方合意の上でトラブゾンスポルとの契約も終了した。

 FAは、「ダニエル・スターリッジ氏は、本日から2020年6月17日まで、すべてのサッカーおよび関連活動を禁じられる」「スターリッジ氏に最初に科された処分に関して、上訴委員会は内容が甘すぎるというFAの主張を認めた。このため、出場停止期間は2週間から4か月に延ばされた」「罰金も15万ポンド(約2100万円)に倍増された」と公表した。

 現在30歳のスターリッジは、マンチェスター・シティ(Manchester City)でキャリアを開始し、2009年にチェルシー(Chelsea)へ移籍。その後、2013年にリバプールへ活躍の場を移すと、絶頂期を迎えた。

 チームがあと一歩のところで待望のプレミアリーグ優勝を逃した2013-14シーズンには、ルイス・スアレス(Luis Suarez)やラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)と強力な3トップを形成し、公式戦24得点を記録する活躍を見せた。

 その後はけがに悩まされることが多かったが、昨年はユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の下で公式戦27試合に出場。チームは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)制覇を果たした一方で、リーグ戦ではわずか勝ち点1差でシティに優勝をさらわれた。(c)AFP