【3月1日 AFP】週末に行われる予定だった19-20イタリア・セリエA第26節のうち、王者ユベントス(Juventus)対インテル(Inter Milan)の大一番を含めた5試合が、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念して延期になることが決まった。

 トリノ(Turin)で行われる予定だったユベントス対インテル戦は、ほかの4試合とともにすでに無観客での開催が発表されていたが、5月13日に延期されることが決まった。これにより、もともと13日に組み込まれていたイタリア杯(Italian Cup 2019-20)決勝は1週間後の20日に移動することになった。

 リーグは「市民の健康と安全を守る上での異例の状況」への対応として、延期を決めたと話している。

 ユベントスはまた、3部の試合で対戦したUSピアネーゼ(US Pianese)の選手3人の感染が確認されたことを受け、U-23チームの活動を休止することを発表した。

 その中でこの日試合を行ったラツィオ(SS Lazio)は前半のルイス・アルベルト(Luis Alberto)とホアキン・コレア(Joaquin Correa)のゴールでボローニャ(Bologna FC)から2-0の勝利を収めた。ラツィオはリーグ戦無敗を21試合に伸ばすとともに、暫定首位に浮上した。

 ラツィオは消化の1試合少ないユベントスを勝ち点2、2試合少ない3位インテルを同8上回っている。インテルは前節のサンプドリア(Sampdoria)戦も延期されており、その試合とアタランタ(Atalanta)対サッスオーロ(US Sassuolo)戦の2試合はまだ新しい日程が決まっていない。(c)AFP