【2月29日 AFP】UCIトラック世界選手権(2020 Track Cycling World Championships)は28日、ドイツ・ベルリンで女子オムニアムが行われ、東京五輪を5か月後に控える中、梶原悠未(Yumi Kajihara)が金メダルを獲得した。

 2018年の第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)でこの競技の金メダルを獲得した22歳の梶原は、3種目めのエリミネーションで転倒がありながらも、最終種目のポイントレースで十分な結果を残して合計121点とした。

 梶原は最初の種目となったスクラッチで1位を獲得し、トップに立った。この種目では、五輪で計四つの金メダルを獲得している英国のローラ・ケニー(Laura Kenny)が顔を負傷するクラッシュに見舞われると、2日前のスクラッチで金メダルを獲得していた現女王のキルステン・ウィルトKirsten Wild、オランダ)が、このクラッシュを引き起こしたとして2位から最下位に降格となった。

 梶原は2種目めのテンポレースで2位に入り、エリミネーションでは落車しながらも立て直し3位に入ると、ポイントレースではリードを守り切った。2位にはイタリアのレティツィア・パテルノステル(Letizia Paternoster)、3位にはポーランドのダリア・ピクリク(Daria Pikulik)が入った。(c)AFP