香港の犬、新型ウイルス検査で弱陽性反応 感染者のペット
発信地:香港/中国
[
中国・台湾
]
このニュースをシェア
【2月28日 AFP】(更新)香港で、ペットの犬が新型コロナウイルス検査で弱陽性反応を示し、動物センターで隔離されていると、当局が28日、明らかにした。同市では前例がなく、当局は後に、感染者のすべてのペットを隔離する方針を発表した。
香港政府の漁農自然護理署によると、この犬の飼い主の60歳の女性が新型ウイルスに感染しているという。
犬に「関連症状」は見られないものの、「鼻と口から採取した検体が、ウイルス検査で弱陽性反応を示した」と発表。だが、そもそもなぜこの犬の検査が行われたかについては説明されていない。
感染が判明した飼い主の女性が病院に隔離されたことを受け、犬は26日に女性の家から引き取られていた。
同署は、犬の経過観察を徹底するとともに、本当に感染しているのか、それとも「犬の口と鼻の周囲の汚染によるもの」なのかどうかを突き止めるため、さらなる検査が行われるとしている。
犬は検査結果が陰性になるまで隔離されるという。
同署は、犬や猫などのペットの新型ウイルス感染や、ペットから人への感染を示す証拠はないとはいえ、感染者のペットも14日間隔離されるべきだという見方を示している。
香港ではこれまでに93人の感染が確認され、今月に入り2人が死亡している。(c)AFP