【3月17日 AFP】ケニア、ウガンダ、南スーダン、エチオピアの国境地帯にあるアフリカ東部のカラモジャ(Karamoja)地域には、牧畜と農耕をなりわいにする異なる民族集団が暮らしている。

 住民らはここ数年間、家畜の武装強奪などの民族間抗争や暴力にさらされ、急激な気候変動の影響も受けてきた。

 近年、国境を超えた放牧地の提供や家畜に関する衛生知識の共有、干ばつに対処するための共同作業などを盛り込んだ新協定が結ばれた。新協定により、国境地帯での家畜や穀物の交易が再開され、各地の集落は活性化した。また、気候変動に柔軟に適応していくことで、家畜の健康状態も改善しつつある。(c)AFP