【2月27日 AFP】韓国は26日、人口約5100万人の同国で昨年誕生した新生児の数が、30万人余りだったと発表し、出生率が過去最低になったことが明らかになった。

 韓国統計庁の発表によると、昨年誕生した新生児の数は前年比で7.3%減の30万3100人だった。

 一人の女性が生涯に産む子どもの数の平均を示す合計特殊出生率は0.92に低下。2018年から2年連続で1を割り込み、人口の安定化に必要とされる2.1を大きく下回った。

 韓国は、世界で最も平均寿命が長い国の一つであると同時に、最も出生率の低い国の一つとなっており、この両方の要素から、人口動態上大きな危機が迫っていると懸念されている。

 いわゆる「ガラスの天井」に加え、伝統的な社会的価値観が根強く残る同国では、育児の負担が重くのしかかり、キャリア面で不利になることを理由に、母親になることを拒む女性が増えている。

 出生率の向上を目指す政府は2006年以降、計180兆ウォン(約16兆4000億円)以上を拠出してきたが、年齢中央値が62歳になると予想されている2067年には、人口は3900万人にまで減少するとみられている。(c)AFP