【3月1日 CNS】新型コロナウイルスの影響で休園していた中国・杭州市(Hangzhou)にある国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界文化遺産・良渚古城遺跡公園(Archaeological Ruins of Liangzhu City)が2月23日に再開した。これで西湖、京杭大運河とともに、杭州の3大世界文化遺産が「復活」を果たした。

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 感染防止のため、各景勝地では、入場者の制限、実名登録の確認、体温測定などを取り入れている。さらにマスクを着用し、1か所に集まらないことを呼びかけている。

 中国古代の稲作農耕文化の様子を今に伝える杭州良渚古城遺跡公園では、1日の受け入れ人数を3000人以内に制限。混雑による濃厚接触を防ぐため、屋内施設の「莫角書院」や「反山王陵展示館」などはまだ開放していない。(c)CNS/JCM/AFPBB News