【2月26日 CNS】春節(旧正月、Lunar New Year)休暇が終わり、各企業が仕事を再開してから2回目の月曜日となる17日、朝の通勤ピークの時間帯で、北京市内の地下鉄各線の乗車率は通常の3割未満だった。新型コロナウイルスの流行の影響で、乗客は激減している。

 午前8時、地下鉄10号線の三元橋(Sanyuanqiao)駅出口では、安全検査のスタッフが乗客の体温を測定していた。駅長によると、オフィスビルが集中する三元橋駅周辺は毎朝、駅を降りる人が非常に多いが、この日は5分毎の降車人数はわずか約60人だった。「エスカレーターや改札口で混雑はなく、乗客は列に並ぶ必要もありません」

 駅員は券売機や自動改札機、エスカレーターの手すり、エレベーターなどを1時間に1回、殺菌・消毒しており、感染防止に努めている。

 統計によると、北京市内の地下鉄16路線の乗客数は、13日は67万8200人で、通常の平日通勤客数の7%未満だった。(c)CNS-北京日報/JCM/AFPBB News