【1月28日 CNS】中国・天津市(Tianjin)では26日より、地下鉄の駅を利用する際にはマスクの着用と体温の測定が求められている。体温の測定、あるいはマスクの着用を拒否した場合、地下鉄に乗車することは許されない。

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 天津市の地下鉄などを運営する「天津軌道交通運営集団」は、緊急に423台の体温測定器を購入し、鉄道、空港、駅構内などで重点監視と測定を行うとしている。また、地下鉄全線で通風設備を徹底的に検査し、各駅の通風口やろ過器を毎日清掃・消毒し、適時に新鮮な空気を送り込む。切符販売機、ゲート、エレベーターなどの駅施設の消毒回数を増やすとともに、その詳細を記録に残すとしている。

 天津市人民政府新聞弁公室によると、28日午前0時より、天津市のタクシー(ネット配車を含む)の営業範囲は原則として市内に制限された。もし特殊な必要性がある場合、乗客の連絡先を残さねばならないとしている。タクシー(ネット配車を含む)の運転手は必ずマスクを着用しなければならない。同時に、マスクを着用していない乗客に対して乗車を拒否することができるとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News