【2月24日 AFP】今週からドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)に出場する男子世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が23日、負傷のため欠場するロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の不在を残念がった。

 フェデラーは今大会で連覇を目指していたが、前週に右膝の手術を受けたことで欠場を余儀なくされており、夏のグラス(芝)コートシーズンまで復帰できない見通しだと伝えられている。

 24日の初戦でワイルドカード(主催者推薦)のマレク・ジャジリ(Malek Jaziri、チュニジア)と対戦するジョコビッチは、四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るライバルの離脱について「正直に言って驚いた」「全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)でもけがに苦しんでいたのは知っていたが、実際の具合や程度については誰も知らなかった」と話した。

「誰が手術をする時も見ているのはつらい。自分も一度経験しているが、あれが最後であることを祈っている」「ロジャーはロジャー。このスポーツには彼が必要だ」

 自身は2016年以来となる今大会で5度目の優勝を目指すジョコビッチは、「この大会で再び戦うことを楽しみにしている。過去には良い結果を残せているしね」と話し、「セルビアのコミュニティーも非常に大きいから、客席からたくさんのサポートがある。開幕が待ちきれないよ」と続けた。(c)AFP