【2月22日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第2戦のメキシコ選手権(2020 Mexico Championship)は21日、メキシコの首都メキシコ市のチャプルテペクGC(Club De Golf Chapultepec、パー71)で2日目が行われ、米国のブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)が通算11アンダーを記録し、同胞のパトリック・リード(Patrick Reed)と南アフリカのエリック・ファン・ローエン(Erik van Rooyen)に1打差の首位に浮上した。

 デシャンボーは約43.5メートルを沈めるなど絶好調なパッティングを披露し、「63」の好スコアで2日目を終えた。元マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)覇者のリードもグリーンでのプレーが冴え渡り、「63」をマーク。この日30歳の誕生日を迎えたファン・ローエンは、9バーディー、ノーボギーの「62」で通算10アンダーとし、リードとともに2位タイにつけた。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)は15ホール目までに9バーディーを決めるなど、一時は通算11アンダーまでスコアを伸ばしたものの、終盤に2度ボギーをたたいてしまい、この日は7アンダー「64」でホールアウト。通算9アンダーで米国のジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)と4位タイに並んでいる。

 バックナインからスタートしたトーマスは、この日10番目のホールとなった1番でイーグルを記録した後、トップに立ったが、最終的には「66」でスコアカードにサインした。

 一方、世界ランク1位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、この日はリズムに乗り切れずバーディーラッシュというわけにはいかなかった。

 首位で初日を発進したマキロイは、9番まで1オーバーに低迷した後、12番で初めてバーディーを記録。16番では約5メートル、17番では約7メートルのバーディーパットを沈めるなど、終盤に挽回して2日目を2アンダー「69」でまとめ、通算8アンダーで単独6位につけている。

 このまま優勝争いに踏みとどまり、今大会でタイトルを獲得すれば、マキロイは世界ゴルフ選手権での「グランドスラム(4大会制覇)」を達成する。(c)AFP